2021/10/07 19:00
子供にも扱いやすい、小さいサイズのお椀をご紹介します。
口の部分が、外側に反っていて、見た目も可愛らしい形の「子供 羽反椀」です。
天然素材から作られた安心な器。
漆器は、子供には敬遠されがちですが、お椀は、毎日、直接口をつける器です。
漆器は、天然の木材から形を削り出し、天然の漆を何度も塗って仕上げています。
天然素材を使用した漆器のお椀だと、大人はもちろん、お子様にも安心して使用していただけます。
縁が反って、見た目も可愛い「子供 羽反椀」。
縁が反っていて可愛らしいだけでなく、口当たりが良く、器の中も見やすいお椀です。
割れにくく、持っても熱くない漆器のお椀は、子供に最適です。
漆器のお椀は、ベースが木材なので、陶器やガラスに比べると割れにくく、
熱も伝わりにくいので、持っても熱くありません。
そういった点からも、子供にも安心して使用いただけるのではないでしょうか。
色は、ツヤを抑えた高級感のある「黒」と渋い色合いの「銀朱」があります。
「子供 羽反椀」
https://shop.zenroku.jp/items/15261546
[ サイズ ] ø10 × h5.7cm
[ 色 ] 黒 / 銀朱
[ 素 材 ] 天然木〈栃〉・天然漆
[ 製 造 ] 日本製(秋田県 川連漆器)
1872年(明治5年)創業、伝統的工芸品 川連漆器を製造する佐藤善六漆器店により作られました。
川連漆器の特徴の一つである、花塗り(はなぬり)という高度な技法で塗り上げられています。
花塗りとは、塗った後に研いだり磨いたりせず、漆の流れを予測し、刷毛で塗り上げ、そのまま乾燥させる技法で、優しく柔らかな風合いに仕上がります。
天然の木地に、天然の漆を使い、職人の手により一つ一つ丁寧に塗り上げられていて、使うほどに、色艶が出て、漆の味わいを楽しむことができます。
<川連漆器の歴史>
川連漆器の始まりは、今をさかのぼること約八百年前の鎌倉時代、源頼朝の家人で稲庭城主の小野寺重道の弟、道矩が、古四王野尻大舘(現在の秋田県湯沢市川連町大舘)に居住し、豊富な木材と漆を用い、家臣に内職として武具に漆を塗らせたのが始まりと言われております。
江戸時代初期、本格的に漆器産業が始まり、後期には藩の保護の元、椀・膳・重箱など幅広い生活用品がつくられ、沈金・蒔絵などの加飾が加わりました。
また、明治初期にはさらに新しい技術開発が行われ、今日の川連漆器の特色である堅牢な漆器が作られるようになりました。
昭和五十一年十二月に、国の伝統的工芸品の指定を受け、今では全国でも有数な産地として成長しております。